公開講義【6月9日(土)】

圦本尚義先生「はやぶさが教えてくれる、宇宙のはじまり」

映画化されるほど話題の小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った惑星の物質を研究されている圦本教授。
その物質を解明することで、私たちの住む地球がある太陽系のできた頃がだんだんと分かってくるそうです!
「同位体」?そんな難しいコトバは一旦置いといて、悠久なる宇宙の不思議、そしてその不思議に対する北大の挑戦をとくとご覧あれ。

場所:学術交流会館
日時:6月9日(土)13:00~14:30

蟹江俊仁先生「ソレゾレの未来~100年後の未来学から~」

明日への不安、そして落胆。
閉塞感漂う状態の中で、「今」を必死に生きている。
多くの人が置かれている状況ではないでしょうか?
しかし、足元だけを見つめても、あるいは明日のことだけを考えても、それだけでは私たちの未来が「どこにたどり着いてしまうのか?」分かりません。
こんな時だからこそ、遠い未来に向かう確かな一歩を考えるべきではないでしょうか?
夢と希望、洞察力にあふれた明治期の人々の2000年予想や、現代科学者の未来予測に触れながら、「ソレゾレの未来」を考えてみませんか?

場所:学術交流会館
日時:6月9日(土)15:00~16:30

公開講義【6月10日(日)】

武田雅哉先生「怪物論」

オバケを見るのは人間だけ。
オバケの存在ははっきりと言えませんが、河童や麒麟などの想像上の動物を創り出し、恐れたり崇めたりする人間。
人間にのみ許された“想像”という行為の奥深さに“憑りつかれ”、尊敬する人物は「猪八戒」と公言するに至った武田先生の講義で、日常で忘れられがちな“想像”の世界をたっぷり堪能しましょう。

場所:学術交流会館
日時:6月10日(日)10:00~11:30

中村三春先生「村上春樹『1Q84』を読み直す」

なぜ私たちは長編小説、それも辞書ほどの分厚さが3冊分にもわたっているものを読むのでしょうか。
「1Q84 」は、社会現象となるほどの人気を博し、そして現在文庫化されています。
文庫本にして6冊にもなるそれは、映画・漫画など小説にくらべはるかに容易な媒体にあふれた世界で、それでもなお多くの方に読まれています。
どう読み、どう楽しむことができるのか、すでに読んだ方も、まだ二の足を踏んでいる方も、中村先生の講義で「1Q84」に向き合いましょう。

場所:学術交流会館
日時:6月10日(日)13:00~14:30